自分史の準備運動「第1」
前回は、自分史いきなり書き始めると続かなくなるので、
まず自分史の準備運動をしましょう、という話をしました。
また、自分史とは過去の点と点とをつなぎ、そこに何か
前向きな意味を見出す作業だということもお伝えしました。
では、いよいよ準備運動を始めます。
自分史の準備運動「第1」──振り返り
モチベーショングラフ作り
最初に、自分がこれまで生きてきた道のりをざっと振り返りましょう。
そのために作るのが「モチベーショングラフ」というツール。
自己分析ツールとしてよく紹介されていますから、作ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
作り方はいたって簡単です。
まず白い紙を用意します。
あまり小さな紙だと文字を書きづらいので、大きさはA4~B4くらいが適切です。
最初に、左端と上下中央に直線を書き込みます。
左側(タテ軸)はテンションの高さ。
中央(ヨコ軸)は時間。時間を分かりやすくするために、
10年ごとに線を入れてもいいでしょう。
定規なんか使わなくても、フリーハンドで構いません。
そのために作るのが「モチベーショングラフ」というツール。
自己分析ツールとしてよく紹介されていますから、作ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
作り方はいたって簡単です。
まず白い紙を用意します。
あまり小さな紙だと文字を書きづらいので、大きさはA4~B4くらいが適切です。
最初に、左端と上下中央に直線を書き込みます。
左側(タテ軸)はテンションの高さ。
中央(ヨコ軸)は時間。時間を分かりやすくするために、
10年ごとに線を入れてもいいでしょう。
定規なんか使わなくても、フリーハンドで構いません。
モチベーショングラフの作り方
フォーマットが完成したら、モチベーション曲線を描いていきます。
生まれてから今までのことを思い出しながら、
モチベーションが高かった時期は上に線を引き、
モチベーションが低かった時期は下に線を引き、
それを曲線、あるいは直線で結んでください。
モチベーションが高い・低いと言われてピンと来ない方は、たとえば
「モチベーションが高い」イコール「毎日が楽しかった」、
「モチベーションが低い」イコール「毎日が楽しくなかった」
と言い換えても構いません。
生まれてから今までのことを思い出しながら、
モチベーションが高かった時期は上に線を引き、
モチベーションが低かった時期は下に線を引き、
それを曲線、あるいは直線で結んでください。
モチベーションが高い・低いと言われてピンと来ない方は、たとえば
「モチベーションが高い」イコール「毎日が楽しかった」、
「モチベーションが低い」イコール「毎日が楽しくなかった」
と言い換えても構いません。
自分史の準備運動「第1」──分析
ポイントに注目する
ざっくりと書けたら、曲線の「山」部分と「谷」部分に注目します。
そして、その山の部分に何があったのか、その谷の部分に何があったのかを
線の近くに記入してください。詳しく書く必要はありません。
自分が分かればよいので、「恋人ができた」「志望校に合格した」、
あるいは「飼っていたペットが死んだ」「大きなケガをした」など、
自分の人生に向けたモチベーションが上がった、あるいは下がった理由について、
簡単なメモ程度を書いておけばOKです。
ちなみに、見本画像は私が簡単に作成したものです。
(恥ずかしいのでぼかしてあります)
次に、この曲線の上がり下がりを見ながら微調整していきます。
「ここでめちゃくちゃ落ち込んでいるけど、実は良いこともあったんだよね」とか、
「こんなにハイテンションな毎日だったけど、実際は気になっていたことがあるんだよね」とか、
こちらもメモ程度を残しておくと良いでしょう。
そして、その山の部分に何があったのか、その谷の部分に何があったのかを
線の近くに記入してください。詳しく書く必要はありません。
自分が分かればよいので、「恋人ができた」「志望校に合格した」、
あるいは「飼っていたペットが死んだ」「大きなケガをした」など、
自分の人生に向けたモチベーションが上がった、あるいは下がった理由について、
簡単なメモ程度を書いておけばOKです。
ちなみに、見本画像は私が簡単に作成したものです。
(恥ずかしいのでぼかしてあります)
次に、この曲線の上がり下がりを見ながら微調整していきます。
「ここでめちゃくちゃ落ち込んでいるけど、実は良いこともあったんだよね」とか、
「こんなにハイテンションな毎日だったけど、実際は気になっていたことがあるんだよね」とか、
こちらもメモ程度を残しておくと良いでしょう。
ポイントを言語化する
ここまでできたら、大切な工程に入ります。
この浮き沈み曲線全体を俯瞰してみて、次のことを考えてみてください。
1 自分のモチベーションが上がる原因の共通点は何ですか?
2 自分のモチベーションが下がる原因の共通点は何ですか?
この2つを言語化する、つまり言葉にしてみること。
これが自分史の準備体操「第1」で最も重要な部分です。
この、「どういう原因でモチベーションが上がったり下がったりするか」が、
あなたが自分自身を理解する手掛かりになります。
モチベーションツールが、就活中の学生などに
自己分析ツールとして活用されている理由がここにあります。
意外な発見があった人もいれば、予想通り、当たり前の自分がいたという人もいると思います。
もちろん、これは何が正解で何が不正解であるとか、
何が良くて何が悪いというものでもありません。
この浮き沈み曲線全体を俯瞰してみて、次のことを考えてみてください。
1 自分のモチベーションが上がる原因の共通点は何ですか?
2 自分のモチベーションが下がる原因の共通点は何ですか?
この2つを言語化する、つまり言葉にしてみること。
これが自分史の準備体操「第1」で最も重要な部分です。
この、「どういう原因でモチベーションが上がったり下がったりするか」が、
あなたが自分自身を理解する手掛かりになります。
モチベーションツールが、就活中の学生などに
自己分析ツールとして活用されている理由がここにあります。
意外な発見があった人もいれば、予想通り、当たり前の自分がいたという人もいると思います。
もちろん、これは何が正解で何が不正解であるとか、
何が良くて何が悪いというものでもありません。
自分史を活用したコミュニケーション
モチベーショングラフを公開する
そして、ここまで来たらぜひ次のことにも挑戦してみてください。
自分で描いたモチベーション曲線を、周囲の人に見せるのです。
できれば、その人にも同じモチベーショングラフを描いていただき、
交換して説明する、あるいは少人数のグループで、一人ずつが持ち回りで発表しても良いでしょう。
もちろん、あからさまに大勢の前で発表したくない内容がある人は省略しても構いませんし、
はっきりと「ここの理由は内緒です」と明言しても良いでしょう。
いずれにせよ、こうして一人ひとりの表に出てこない背景を共有することで互いの理解が深まり、
目に見えないところでコミュニティの結束が生まれることは間違いありません。
中小企業の経営者の方や、少人数の部署・プロジェクトのリーダーは
機会を見つけてモチベーショングラフ発表の会を催すと良いと思います。
自分で描いたモチベーション曲線を、周囲の人に見せるのです。
できれば、その人にも同じモチベーショングラフを描いていただき、
交換して説明する、あるいは少人数のグループで、一人ずつが持ち回りで発表しても良いでしょう。
もちろん、あからさまに大勢の前で発表したくない内容がある人は省略しても構いませんし、
はっきりと「ここの理由は内緒です」と明言しても良いでしょう。
いずれにせよ、こうして一人ひとりの表に出てこない背景を共有することで互いの理解が深まり、
目に見えないところでコミュニティの結束が生まれることは間違いありません。
中小企業の経営者の方や、少人数の部署・プロジェクトのリーダーは
機会を見つけてモチベーショングラフ発表の会を催すと良いと思います。
次回予告
自分史の準備体操「第1」はここまで。
次回は、自分史の準備体操「第2」として、
もう少し細かく過去の出来事を掘り下げる方法についてご説明します。
お楽しみに。
次回は、自分史の準備体操「第2」として、
もう少し細かく過去の出来事を掘り下げる方法についてご説明します。
お楽しみに。