自分小史(BLOG)

自分史の準備運動「第2」

前回、自分史の準備運動「第1」では、
モチベーショングラフを作って自分の過去を俯瞰し、
自分はどういうときにモチベーションが上がって、
どういうときに下がるかという自己分析を行うことを紹介しました。
今回の自分史の準備運動「第2」ではさらに一歩進んで、
過去の出来事を掘り下げるための
「自分史マトリクス」の作りかたをご説明します。

自分史の準備運動「第2」──テンプレート

タテに時間軸

今回も紙にご自身で書き込んでもらうのですが、
前回は真っ白な紙に時間軸をヨコ軸として書き込んだのに対し、
今回はタテ軸を時間軸としてきちんとマス目を切ります。
そして1番上に自分の生まれた年(西暦・和暦どちらも)と
年齢(生まれた年は「0歳」)を記入。
以降1年ごとに1歳、2歳、3歳と数字と年号を振っていきます。

ヨコに空間軸

次に紙の左右方向を3つに分け、左から
自分、家族・友人、社会という見出しをつけます。
要するに自分に近い場所がいちばん左、そこから
少しずつ離れていくというイメージなのですが。
……なかなか文字だけで説明するのは難しいので、
上に見本の画像を張っておきました。
それを見ながら自分で用意してみてください。
自分で用意するのが面倒だという方のために、
下のリンクからテンプレート(PDF)をダウンロードできる
リンクを張っておきますので、こちらもご活用いただければ幸いです。

自分史の準備運動「第2」──記入する

最初に「自分」を埋める

準備ができたら、そのマス目を埋めていきます。
この年、その年齢のとき、自分の周囲で何が起きたかを、
「自分」(自分に関すること)、
「家族・友人」(家族と友人に関すること)、
「社会の出来事」
と分けて記入していくのです。

最初からすべて埋める必要はありません。
とりあえず「自分」欄で思いついたところから順に書いていけばOK。
確実なところでは、6歳の年に自分は小学校入学、
6年後に卒業と中学入学というように、
思い出せたところからメモ書きしてください。
他にも就職や結婚など、思い出しながら書き込んでいきましょう。

次に家族や友人、社会を埋める

自分のところが書けたら、次は「家族・友人」で
書けるところを埋めていきます。
弟や妹ができた、家族に変化があった、友人ができた、
さらに掘り下げて友人と喧嘩したとか、思いついたことを記入します。

最後は社会の大きな出来事。大きな事件があったとか、
贔屓のスポーツチームが優勝したとか、
年表を見ながら気になることを書き込んでいきます。
全てのマスを埋める必要はありません。スカスカで結構。

この作業はずいぶん時間がかかります。
1日ですべて完成させようなどと考えない方が良いでしょう。
コツは焦らず慌てず、楽しみながら進めていくこと。
また時間をかけた方が思い出すこともあります。

自分史の準備運動「第2」──ブラッシュアップ

資料を見ながらブラッシュアップ

ひととおり書けたら、今度は参考資料をカンニングしながら
残りの空白部分を埋めていきましょう。

参考資料としては、前回の「自分史の準備運動「第1」」で作った
モチベーション曲線があります。
他にもご自身や家族のアルバム、学校の卒業アルバムなどを
めくりながら書いていくと次々と項目が埋まっていくことと思います。
続けるコツは、楽しみながら書いていくこと。
そして、気づいたことは何でも書いていくこと。
誰に見せるというものでもありません。
スペースが足りなければ、社会の出来事の欄に
はみ出したって良いでしょう。
それでも足りなければ、紙を追加しましょう。

ゆっくり焦らず作っていく

この作業を毎日少しずつ続けていきます。
目安としては1週間くらいかけて
全体が埋まると良いでしょう。
もちろん、書けないところを無理に埋める必要はありません。

こうしてできあがったのが、「自分史マトリクス」。

あなたの過去を、時間軸と空間軸でまとめたもの。
最後に表紙の右上に日付を入れ、綴(と)じて保管しておきます。

これから自分史を書くにあたって、この「自分史マトリクス」が
とても重要な意味を持つようになります。

次回予告

今回はここまで。
次回は、この自分史マトリクスを使って
どんな自分史を作るか考える、という話をします。

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