自分史の準備運動「第3」
前回、自分史の準備運動「第2」では、
自分史マトリクスの作り方をご説明しました。
今回は前回の続きになります。
前回をまだご覧になっていない方は、
先にそちらに目を通していただくと幸いです。
自分史マトリクスを俯瞰する
先に全体のコマを埋めておきましょう
さて、前回の自分史マトリクスは完成したでしょうか。
前回、空白部分を埋めていただいたと思いますが
もしまだ空白のコマが目立つようでしたら、
今のうちにぜひ埋めておいてください。
後で意外な発見につながる可能性もありますから。
前回、空白部分を埋めていただいたと思いますが
もしまだ空白のコマが目立つようでしたら、
今のうちにぜひ埋めておいてください。
後で意外な発見につながる可能性もありますから。
俯瞰する=ぼんやり眺める
では、完成した自分史マトリクスをぼんやり眺めてください。
じっくりではなく、ぼんやり。
細かい内容まで読みこもうとせず
「あ、これはこういう内容について述べている」
「あ、これはこういう感情について述べている」
という程度の、ざっくりとした読み方で
次々とコマを読み進んでいきます。
全体を読んだら、同じことを繰り返します。
これを最低でも3度は行ってください。
読んでいくうちに新しい出来事を思い出したら
ぜひそれも記入しておきましょう。
じっくりではなく、ぼんやり。
細かい内容まで読みこもうとせず
「あ、これはこういう内容について述べている」
「あ、これはこういう感情について述べている」
という程度の、ざっくりとした読み方で
次々とコマを読み進んでいきます。
全体を読んだら、同じことを繰り返します。
これを最低でも3度は行ってください。
読んでいくうちに新しい出来事を思い出したら
ぜひそれも記入しておきましょう。
自分史マトリクスを俯瞰するときの注意点
出来事と出来事の関係に注意する
そのときに注意していただきたいことがあります。それは、
「これとこれは関係あるんじゃないかな?」
という意識を持って読むということ。
たとえば子どもの頃、なぜか家紋に興味を持ち、
「ずっと家紋の本ばかり読んでいた」ということと
「自分史・家族史を書く仕事をしている」ということは
人の歴史に興味があるという点でつながってるんじゃないか、とか。
(私のことです)
あるいは、ライターとして仕事をする中で
「取材先で会った人物のとても面白い体験談をお聞きしたのに
原稿にできなくて残念な思いをした」という経験と、
「東日本大震災の被災者ご家族が、がれきの中から出てきた
アルバムに写っている故人を偲んで泣いておられる姿を見て、
自分にも何かできるかも知れないと思ったということは
もしかして自分史という事業につながってるんじゃないか、とか。
(こちらも私のことです。すみません)
このように、ぼんやりと、かつ何度も読んでいくことによって
この話とこの話は、こういう点で結び付けられる、
という点と線がたくさん出てくると思います。
「これとこれは関係あるんじゃないかな?」
という意識を持って読むということ。
たとえば子どもの頃、なぜか家紋に興味を持ち、
「ずっと家紋の本ばかり読んでいた」ということと
「自分史・家族史を書く仕事をしている」ということは
人の歴史に興味があるという点でつながってるんじゃないか、とか。
(私のことです)
あるいは、ライターとして仕事をする中で
「取材先で会った人物のとても面白い体験談をお聞きしたのに
原稿にできなくて残念な思いをした」という経験と、
「東日本大震災の被災者ご家族が、がれきの中から出てきた
アルバムに写っている故人を偲んで泣いておられる姿を見て、
自分にも何かできるかも知れないと思ったということは
もしかして自分史という事業につながってるんじゃないか、とか。
(こちらも私のことです。すみません)
このように、ぼんやりと、かつ何度も読んでいくことによって
この話とこの話は、こういう点で結び付けられる、
という点と線がたくさん出てくると思います。
自分史マトリクスに線を引く
実際に点と点をつなぐ
そうしたら、今度はその出来事と出来事をマーカーや
色鉛筆で囲み、その二つを線で結んでしまいましょう。
ページが離れているときは、ページの端まで線を引いたら
「〇歳の〇〇〇〇へ飛ぶ」などとメモをすればOK。
誰かに見せるわけじゃありません。自分が分かればいいんです。
できれば、その内容によってマーカーの色を変えておくと
後で見返すときに見やすくなるのでベターです。
いろんな線があっていいと思います。
ある線は、幼い頃から最近までつながっているかも知れません。
またある線は、若い頃に突然出現してやがて消え、
成長してからいきなり復活しているかも知れません。
またある線は、子どもが生まれて現れたと思ったら、
実は過去の体験から見えない線がつながっていた、
というケースだってあるかも知れないのです。
その線を見つけるのは、あなたの想像力次第。
楽しみながら、できるだけ多くの線で埋め尽くしてください。
それができるのは、世界であなただけなのです。
色鉛筆で囲み、その二つを線で結んでしまいましょう。
ページが離れているときは、ページの端まで線を引いたら
「〇歳の〇〇〇〇へ飛ぶ」などとメモをすればOK。
誰かに見せるわけじゃありません。自分が分かればいいんです。
できれば、その内容によってマーカーの色を変えておくと
後で見返すときに見やすくなるのでベターです。
いろんな線があっていいと思います。
ある線は、幼い頃から最近までつながっているかも知れません。
またある線は、若い頃に突然出現してやがて消え、
成長してからいきなり復活しているかも知れません。
またある線は、子どもが生まれて現れたと思ったら、
実は過去の体験から見えない線がつながっていた、
というケースだってあるかも知れないのです。
その線を見つけるのは、あなたの想像力次第。
楽しみながら、できるだけ多くの線で埋め尽くしてください。
それができるのは、世界であなただけなのです。
点と点をつなぐ、ということ
そして、このように自分史マトリクスの上に
たくさんの線を引いていく作業が、以前、
このブログで紹介したスティーブ・ジョブスの
「Connecting the dots.」=「点と点をつなぐ」です。
もしあなたの引いた線がどれも短い線ばかりで、
長い線が引けないとしても心配する必要はありません。
だって、そこに引かれている短い線は、もしかしたらこの先、
想いもよらないところに結び付くかも知れないのですから。
ジョブスだって言っています。
「私たちは将来を予測して点(経験や知見)を
別の点とつなぐことはできない」
短い線がたくさん見つかったということは、
未来は可能性にあふれているということでもあるのです。
想像力を働かせ、たくさんの線を見つけてください。
たくさんの線を引いていく作業が、以前、
このブログで紹介したスティーブ・ジョブスの
「Connecting the dots.」=「点と点をつなぐ」です。
もしあなたの引いた線がどれも短い線ばかりで、
長い線が引けないとしても心配する必要はありません。
だって、そこに引かれている短い線は、もしかしたらこの先、
想いもよらないところに結び付くかも知れないのですから。
ジョブスだって言っています。
「私たちは将来を予測して点(経験や知見)を
別の点とつなぐことはできない」
短い線がたくさん見つかったということは、
未来は可能性にあふれているということでもあるのです。
想像力を働かせ、たくさんの線を見つけてください。
次回予告
今回はここまで。
次回は、ここに出てきたたくさんの線を使って、
どのように自分史づくりに役立てるかをお話します。
次回は、ここに出てきたたくさんの線を使って、
どのように自分史づくりに役立てるかをお話します。